CBD とは?|知っておきたい効果や製品の選び方、摂取時の注意点についても

CBD

大麻草に含まれる成分のひとつであるCBD。世に出回りはじめた数年前と比べて利用者が増えてきている印象ですが、まだ体験したことがないという方も多いのではないでしょうか。

大麻由来の成分であるからか、ネット検索でCBDと入れると「キマる」、「違法」、「やめておいた方がいい」といったキーワードが並んでいて、まだまだCBDに対して抵抗がある人が多いのかなと感じています。

そこで今回は、CBDがどんなものか知りたい!という方のために、CBDの基本的な知識をはじめ、実体験を基にした製品の選び方摂取時の注意点を説明していきます。

CBDとは

CBDは大麻草の中に含まれる成分のひとつで、正式名称はカナビジオールです。CBDは大麻草に含まれている100種類以上のカンナビノイドの中でもTHCの次に有名な物質ですが、THCのように「ハイになる」ようなことはなく、ほとんどの人が安心して使用することができます。

代表的な効果としては抗てんかん作用が知られていて、日本でも難治性てんかんのの治療薬としてCBDを主成分としたエピディオレックスの治験が開始されました。

効果一覧

・抗不安
・抗炎症
・神経保護
・血管弛緩
・抗けいれん
・抗ガンなど

なぜ上記の症状にCBDが作用するのかということについては、私たちの身体の中に存在している「エンド・ カンナビノイド ・システム(ECS)」が関係しています。

難しい部分は省いてわかりやすく説明すると、、

人間には身体の状態を一定に保つための恒常性機能 (ホメオスタシス) が備わっていて、この機能をフル活用するには カンナビノイド が必要になってきます。

実は、人間の身体の中でも内因性カンナビノイドという成分を生成していますが、ストレスや加齢などさまざまな要因で体内の カンナビノイド が不足した状態になり、その結果さまざまな疾患が起こることが解明されています。

そこで、CBDなどのカンナビノイドを摂取してあげることで体内のさまざまな不調を改善することが可能になるようです。

私が実感している効果としては、

・リラックス感

・生理前のイライラ防止

・寝つきがよくなる

・筋トレ・ランニング後の体の痛み軽減

・パソコン作業による首の疲れの改善

私の場合、生理前のイライラや寝つきのよさという点については、CBDを使用し始めてすぐに実感することができました。あと最近は筋トレやランニングもしているので、脚や腕にバームタイプのCBD製品を塗ってみたところ翌朝体が軽くてびっくり。アスリートがCBDを使う理由がわかりました。

CBDの安全性や副作用について

CBDを摂取するうえで安全性副作用について気になるという方も多いと思いますが、CBDは多量に摂取しても命にかかわるような副作用が起こることはないということがわかっています。

また、乱用の可能性や依存性といった点についても、懸念するような問題点はないようです。しかし、医療目的で高容量のCBDを使用した場合など、離脱症状として不眠、発汗、吐き気などの症状がでることも。

私の実体験としては、普段高容量のCBDを摂取することもなく、基本的に25mg~50mg程度なので特に不快な副作用などが出たことはありません。なので、サプリメントとして摂取する程度であれば副作用は気にする必要はないと思っています。

とはいえ、身体に何か入れるということは副作用が起こることも当然あり得るので、他の薬やサプリと同じと考えるようにしましょう。人によっては、強い眠気を感じたりCBDオイルに含まれるオイル(オリーブオイル・ヘンプシードオイルなど)でお腹がゆるくなるといったこともあるようなので、使うタイミングには注意が必要です。

CBDにはどんな製品がある?

CBDグミ、オイル、カプセル

CBDの摂取方法は大きく分けて「食べる(エディブル)」、「吸う(ベイプ)」、「塗る(スキンケアなど)」の3種類です。それぞれどんな製品が販売されているか特徴を見ていきましょう。

エディブル

・オイル

オイルタイプのものはCBDが出回り始めた初期の頃からある定番商品です。ヘンプシードオイルやオリーブオイルなどにCBDを配合されたもので、スポイトで数滴たらしてそのまま飲んだり、飲み物に混ぜたりして摂取します。最近では生体利用効率が高まるとされているMCTオイルを使用した商品も多いですね。

オイルは経口摂取なので効果が出始めるのに1時間以上かかることも。早く効果を感じたい場合は舌下に垂らして吸収させるのがおすすめです。

・グミ

CBDグミも、もはや定番商品で人気があるので色んな商品が販売されていますね。甘いグミにCBDが配合されているのでオイルの味が苦手な人にもおすすめ。また、オイルと比べると摂取量を把握しやすいというメリットもあります。

CBDグミが気になる方はコチラ↓

・カプセル

最近ではカプセルタイプのCBD製品も見られるようになってきました。無味無臭なのでCBD特有の苦みやグミだと甘いと感じている方におすすめです。 グミと同様、摂取量も把握しやすいといのもメリットだと思います。 私はカプセルタイプのCBDは飲んだことないですが、甘いものを摂りたくないけどCBDは摂取したいというときにすごく便利ですよね。

ベイプ(電子タバコ)

・ベイプリキッド

ベイプリキッドは、専用のデバイスで加熱された蒸気を吸うタイプのものです。私的にはリキッドの他にも用意するものが色々と必要になるのがデメリットに感じています。吸入摂取は効果が出るのが早いと言われていますが、効果の持続時間は短いとされています。

・ペンタイプ

ペンタイプのCBDリキッドは、そのままリキッドを気化させて吸うことができる使い捨てタイプのものになります。VAPEデバイスを管理するのが面倒な方や、外出時などに使いたい方におすすめです。

スキンケア

・セラム

セラムは、CBDの他に肌のケアができる成分などを配合した美容液で、主にエイジングケアなどに使用されています。最近ではクリームやフェイスパックなど美容向けのCBD製品も多く見られるようになってきました。

・バーム

バームは、乾燥している部分の保湿や香りによってリラックス効果が得られるものなど、さまざまな目的に対応した商品が販売されています。スポーツやワークアウトを行う人向けのマッスルバームは筋肉痛など肉体疲労を改善したい方におすすめです。

CBDバームが気になる方はコチラ↓

ペット用

愛犬や愛猫のサプリメントとしてCBDを利用する方も多くなってきましたね。基本的にはオイルタイプのものが多く、犬用にはおやつとして与えられるカリカリタイプも。加齢による不調や、環境が変わって落ち着きのないときなどに使用することができます。うちにも若い猫さんがいるので、もう少し歳を取って食欲などの変化が出てきたら与えてみたいなと思っています。

CBDの一日の摂取量目安は?

CBDの摂取量目安については、さまざまな意見があるというのが正直なところであり、大手CBDブランドでも摂取許容量が明確に定められていません。

「カンナビジオールの治療効果とその作用機序」について示された論文では、1日1500mg程度を長期摂取しても特に問題はないとされています。実際、サプリメントとして摂るのであれば、多くても50mg~100mg程度だと思うので心配する必要はないでしょう。

CBDの効果の感じ方については個人差があるので、摂取量については各自で試しながら見付けていくのが正解です。初めての方は少しずつはじめてみましょう。

例えばオイルであれば1ドロップから、25mg配合されたグミであれば1つからはじめてみて効果が実感できないようであれば少しづつ増やしてみてもいいかもしれません。

CBDを摂取する際の注意点

他の薬との併用

CBDには薬物代謝酵素を阻害する働きがあるので、薬の血中濃度が上がって効果が強くなってしまうことがあります。他に処方薬などを飲んでいる場合は、医師に相談するようにしましょう。

車の運転時には控える

CBDは倦怠感や眠気がでることがあるので、車の運転や仕事前の摂取は避けた方がいいと思います。特に、CBDに慣れていない方などは控えるようにしましょう。

妊娠中や授乳中は控える

基本的にCBDは安全に使用できるものですが、胎児や赤ちゃんへの影響についてはまだよくわかっていないことも多いので妊娠中や授乳中の摂取は避けるようにしてください。

CBD製品を選ぶ際のポイント

CBD製品を安心・安全に利用するためには、よくわからないところからの購入はやめておきましょう。最近では、メルカリなどのフリマサイトでも購入できますが、自作CBDリキッドのようなものも多くあるので注意が必要です。

特に初めての方などは、製法や原料についてもしっかり明記されている大手ブランドから購入するのが安心です。中には医師や薬剤師に無料で相談できるサービスを行っているブランドもあるので、不安な方はそういったところから購入するようにしましょう。

CBDを選ぶ際には、目的を明確にすることも大切です。すぐに効果を感じたい時はベイプおやつ感覚で摂取したいならグミ酷使した体を労わりたいときはバームといった感じで使用する目的によって選ぶようにしましょう。

参考: 渡辺 正仁、早崎 華、由留木 裕子、渡辺 克哉 著「カンナビジオールの治療効果とその作用機序」 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.jstage.jst.go.jp/article/jalliedhealthsci/9/2/9_112/_pdf

コメント

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